はじめに
化学研究室では,教育学部のなかで最先端の科学研究に取り組んでいます。先端科学の研究を通して科学的なものの見方・考え方を伝えたいと考えています。理科や化学の教員育成はもちろん,大学教員をはじめとする科学者や研究者,先端科学を広く一般の人々に伝えられるサイエンスコミュニケータの育成にも力を入れたいと思っています。
大学院では,物性化学研究室として学部で学んだ知識や研究方法を更に深め,高度な専門人材の育成を目指しています。高校教員になるために必要な教科専門知識や技能を深めたり,大学教員をはじめとする科学者や研究者に必要な知識と経験を身に付けたり,専門職として企業で活躍するためのスキルを磨くことが可能です。
化学研究室・物性化学研究室での研究
研究室では,化学の中でも「物性化学」という分野を研究しています。材料を作るだけでなく,その先の性質を見据えて期待通りの性質や特性が出るよう「材料をデザイン」する研究です。例えば,電気的な性質をデザインして,次世代の電子デバイスに役立つ材料の開発を目指しています。また別の研究では,生体由来のタンパク質のパターンをデザインして視覚センサを開発する研究にも取り組んでいます。これらの研究にはナノテクノロジなどの先端技術を利用して研究を進めますので,先端機器の機能や役割についても学ぶことができます。
長谷川が開発した「ナノ電解法」が本になりました。
21st Century Nanoscience – A Handbook (CRC Press)
第2巻の19章に掲載されています。
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